2014年12月31日水曜日

Noovoのクラウドファンディングについて〜Ane Einさんを応援しています〜

Ane Einさんのクラウドファンディングを応援しています。
Einさんはイギリス在住のアーティスト でありシリアルアントレプレナー(連続起業家)です。まだ彼女は20歳と若いのですが、その経験値は驚くほど高いです。
e-Learningの会社を経営していた彼女は世界をフラットな良い方向に変えようと小さな企業やスタートアップをブランディングを通じて支援する「Noovo」を立ち上げました。
(Noovoを立ち上げた経緯は下記URLからご覧ください)
英語原文は以下
http://5914.co/the-making-of-noovo/
日本語訳は以下(田原さんの解説付き)
http://masatotahara.com/?p=1157
あとクラウドファンディングについてやEinさんについても「Naverまとめ」でまとめてみたのでご参考ください
http://matome.naver.jp/odai/2142003226736790601

僕がEinさんを知ったのはFacebookグループ「反転授業の研究」を主宰されている田原さんを通じてなのですが、田原さんのことは今までのやり取りの中で全面的に信頼しているので、「信頼している人の信頼している人はほぼ間違いなく信頼出来る」ということとAneさんのWebサイトや動画を見て、この人はある意味で本物のソーシャルアントレプレナーだと思ったので全面的に応援し始めたわけです。
一般的に若い人は自己実現(社会的・利他的なファクターのある行為)する前に自我実現(アイデンティティーの確立)に苦しんでいて社会的な関心が低いことが多いのですが、彼女はすでに資本主義世界を覆う閉塞感に気づいてそれを乗り越える取り組みを行っています。それは素晴らしいTrialだし、それを彼女のような才能ある若い人が行うことにも意義があります。僕はもともと若い才能が大好きだし、それは未来への希望だと思っています。
実際に$100出資しましたが、そのPerk(見返りの商品やサービス)も充実しています。
その詳しい内容は田原さんが解説してくれているので下記をご参照ください。
http://masatotahara.com/?p=1209

彼女を支援するために異能の人たちがものすごいスピードで彼女の書いた英文を日本語訳しました。僕はその光景を目の当たりにして圧倒されて最初の頃は次に訳を出してみようか、などと思っていた気持ちが吹っ飛んでしまうくらいでした。
それくらいすごい人たちがサポートしている素晴らしい才能です。
ぜひ皆さんも未来への希望を持って彼女の考えていることや行っていることを見てください。

2014年初めてのブログエントリーにして最後のブログエントリーとなりましたが、世界や社会・教育の未来について暗闇の中にも明るい光が見えてきていることを感じています。






2013年11月4日月曜日

授業の在り方について。反転授業やアクティブラーニングなどの取組をどのように取り入れるべきか

授業方法については、常に改善を目指し、試行錯誤し模索している。

例えばビジネス基礎という商業科目がある。
授業内容については下記の高等学校学習指導要領解説の17ページ以降を参照していただければ詳しく載っている。
http://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/2010/06/01/1282000_14.pdf

僕はこの授業を去年から担当している。
ビジネス基礎という科目は、普通教科・科目でいうと教科「公民」の科目「現代社会」に近い内容で、ビジネスにフォーカスした内容を理解するというのが目的である。
こういった内容は、通常知識詰め込み系の授業になりやすく、僕以前の担当者はみんな「板書して教科書を教える」という従来の一斉学習を行っていた。

しかし、僕がこの授業で重視しているのは「アウトプット」、それも「書く」というアウトプットではなく、「話す」というアウトプットを重視している。
知識はただ知っているだけでは価値がなく、活用されてこそ価値がでる。
テストでインプットされたものをそのまま書けたって内容を本当に理解していないと活用できない。

そのためには「授業内で板書して話を聞いて知識をインプットさせる」なんてやってられない。
なので、授業内でのインプット時間短縮のため予習(家庭学習でのインプット)を徹底してやってもらうことにした。
予め次の授業の範囲を生徒に示し、各自の手帳(スケジュール帳)に書き込ませる。
※手帳は能率手帳プランナーズが高校生向けに出している「スコラ」を使用している。 https://www.noritsutecho-planners.co.jp/scola/original_student.html

まずは大前提として
0 予習
そして本授業は次のようなプログラムで進める。
1 予習の確認・口頭テスト(10分間)
2 予習範囲の補足説明(板書、教科書)(10分間)
3 予習範囲の学習内容に沿ったテーマについてグループ(4・5人)で話し合う(10分間)
4 各グループで話し合った内容の発表と振り返り(15分間)
5 次の授業内容の範囲確認(何ページから何ページまで)と事前説明(どういう内容か)(5分間)

1の予習の確認・口頭テスト(10分間)では10人から15人くらいにキーワードを問う形で進める。予習してきたかの確認なのでノートは見てもよいが、教科書は当然見てはならない。こういった外発的動機付けはあまりしたくないのだが、ある程度の強制力がないと予習してこないため仕方ない。
手帳やノートは1ヶ月に1回は集め、その日のうちにチェックして返している。

2の 予習範囲の補足説明(板書、教科書)(10分間)は自分たちだけで教科書見て学習してもその内容が理解できていない場合や教科書外で補足する内容もあるため、その内容についてコンパクトに分かりやすく説明する必要がある。

3の予習範囲の学習内容に沿ったテーマについてグループ(4・5人)で話し合う(10分間)というのは、例えば学習内容が「保険」だったとすると、テーマは「新しい保険を考えてみよう」だったり「保険がないとどうなるか」だったりする。具体的に、何をリスクとするか、保険金の額はどの程度にすればよいかとか、保険の相互扶助の精神はどう活かされているかなどを考えさせる。その際に、「失恋保険」などの興味を引くサンプルを出し、リスクは「失恋」であること、保険金は「失恋して自棄食いするための食費分」くらいだとか、自分だけでなく誰しも失恋する可能性はあるのだから、自分が失恋しなくて「掛け捨て」になったとしてもそれは誰かのためになっているから「相互扶助」だよね、などとアイデアを出しやすく高校生の身近(?)なものにすると議論が沸きやすくなったりする。
当初はファシリテーター役や司会役、記録役を決め、交互に役を変えたりもしていたが、あまり上手く機能しなかったため、いまはグループに任せてある。

4の各グループで話し合った内容の発表と振り返り(15分間)では何グループかに発表をさせて(前グループの場合もあるが時間次第)情報の共有を図ると共に教師側でまとめて振り返りを行うことで学習の深化を行う。

5で次の授業について説明し確認・準備をさせる。

昨年1年間と今年半年ほどやってみてその成果が出ているかというと、比較対象となる集団がないため検証しづらい部分があるが、前年度の検定結果等で比較すると以前の一斉授業よりかは知識が定着しているのではないかと思う。

課題はたくさんある。
この授業の難しいところは、0予習の個人差と3のテーマの設定とグループによる話し合いの差をどう埋めるかというところがある。
予習は単にノートを写すだけ、理解していない、という生徒が多くなる危険があるし、テーマによっては話し合いにくい、話せないといった場合もある。

反復学習のようにまずeラーニングで授業を見てもらい、それの補完を本授業でグループ学習やディスカッション・ディベートのようなアクティブラーニングで行う方法が最も効果的なのは分かるが、私が現在担当している生徒の学習に対するレディネスはあまり高くなく、自宅でのeラーニング学習環境(パソコンやタブレットでネットにつないでいなくケータイやスマホでネットを閲覧)も高くない。

それでも反復学習は試行すべきだとは思っている。
eラーニング教材を今年中には用意したいし、アクティブラーニングではジグソー法も取り入れていきたい。
学習のモチベーションは、内発的動機付けを目指さなければならない。
評価や報酬をもとにした外発的動機付けよりも学習内容自体に興味を持つ内発的動機付けのほうが持続性や発展性が高いことは当然だ。

授業内容が面白い、勉強自体が楽しいという体験を積み重ねることが社会に出てからの学習への態度を決めていくと思う。

そのためにまずは さらなる自分への研修が必要だ。
良い研修会あったら教えてください。
飛んでいって、どう取り入られるか考えて、使えるモノは授業にフィードバックします。

2013年10月13日日曜日

お師匠様

お師匠様(以下師匠)に初めて会ったのは、12年前で師匠と僕とは12歳離れているので、今僕は出会った時の師匠の歳になってしまった。
師匠と出会って、その凄さに気づき、こんな人になりたいと思い、師匠と同じ歳になった時に師匠のようになれているかが、僕のこれまでの12年間の一つの指標であった。
結論から言うと、残念ながら、全くなれていない。
少しは近づくことはできたと思うけど、まだまだ遥かに及ばない。

師匠の何がすごいか。
まず第一に、優しさ、が半端ない。
誰からの頼み事も嫌な顔せずに快く引き受ける。なので、自分の仕事は深夜遅く一人になってからやることが多く、いつも睡眠時間が短い。
師匠はいつも職場の入り口から一番遠くに車を駐める。
なぜか?
不思議に思って聞いてみたら、さらっと、「自分が一番遠くに駐めていれば、他の人がより近くに駐められるからね」
こんな心遣いをしている人を僕は他に知らない。
師匠は自分に厳しく自負心が強いので、一事が万事この調子。
以前僕がお願いした些細なことを実現する為にわざわざ仕事を休んで実現してくれた。
その時に、言われたこと。
「わしが、大丈夫と言ったら、必ず大丈夫!」
人が見ていないところでの努力がものすごい。
師匠はシステム管理者としての心得をこう説いてくれた。
人のミスは責めない。
組織の逆三角形の一番下にいないといけない。

こうして書いているだけで、襟を正すこと出来ます。
有難い。

多くの人は、師匠の事を単なるコンピュータに詳しい人、音楽とアイドルが好きな人くらいにしか認識してないかもしれないのだが、師匠はその他の知識と技術も半端ない。
ネットワーク、プログラミング、音楽、法律、漫画、猫などなど。
どれを語らせても一流です。
ネットワークは、自力で1からLANを構築することができるし、Webサーバの保守のために毎晩R&D を行っている。へこらへんのエンジニアなんかよりよっぽど知識と技術がある。
音楽もものすごーくて、昔ヤマハのなにかの大会のテーマ曲を作ったことがあったり、今でも毎年年末に電子サキソフォンを吹き鳴らしている。
法律は弁護士よりも詳しかったりする(弁護士を多く輩出している某私立大学法学部法律学科を働きながら通信で卒業しているので、最終学歴はそこになるはずだが、本人はめんどくさがって、プロフィール等にはあまり書いていない。
昔BSでやってた「BSマンガ夜話」について、僕がファンであることが分かるとものすごく嬉しそうだった。
猫雑誌をよく買い路上に猫がいるとよく話しかけていた。

実は家柄もすごいのだが、本人はそれについても、よく知らん、と言ってあまり語られない。

謙虚で膨大な知識と技術を持ち自負心が強く(いたずら好きで)いつまでも若い。

僕は2年間一緒の職場で働かせてもらい大変幸せだった。
物心両面で大変お世話になり、晩御飯も当時付き合っていた彼女とよりも多く一緒に食べたと思う。当時は僕が貧しかったということもあるかもしれないが、全て師匠が出し、僕が飯代を出したことはなかった。
夜仕事しているとIPメッセンジャーから「めしは?」とポップアップ表示される。嬉しかった。

お茶目で何でも面白がった。
ある時師匠が同僚の女性から家のプリンタの修理を頼まれた。
するとビデオカメラを二台持って僕の前に現れ、「⚪︎⚪︎の二股疑惑が発覚!解明するために今からガサ入れ(当時流行っていたロンブーの番組)にいく!」
そんな面白い企画に僕が乗らないわけがなく、仕事を放ったらかして師匠を横に乗せて車を走らせた。
もし師匠に出会わなければ、今の僕はない。
今でも師匠には度々お世話になっているが、未だにまともに恩返しが出来ていない。
僕は上の世代から受けた恩は下の世代に返していくことを信条にしているのだが、師匠から受けた恩は下にはもちろんのこと、師匠自身にきちんとお返ししたいと考えている。
何より僕自身が成長してまわりに良い影響を与えられる人間になることが先決ですが。
次のブログエントリーも師匠について書こうと思う。師匠からいただいた元気の出るメールシリーズです。
ご期待あれ!きっとみなさんも元気が出ます!

※師匠から許可ご出たら。

2013年3月30日土曜日

10代が地域(萩)の活性化について真剣に考えることが萩の未来とその子たちの生きる力につながるんじゃないだろうか?

久々に更新します。
現在3月30日(土)2時10分。
朝7時に山口を出発し、8時から仕事して18時からのイベントに参加し、懇親会、2次会に参加し、いままた職場に戻って仕事してます。


今日のイベントに参加したことで、自分の中で確信したことが1つある。
やはり、地域(萩)は地域の若者(特の10代)に未来を考えてもらったほうがいい。
僕は、ぼんやりと今年に入って考えてきたことは、「萩大会議」または「萩未来大会議」の開催です。
10代(小学校4年生から20歳になる前の青年)が集まって萩の未来について真剣に考える会議をする。
それを、萩の大人たちが見守り、議論を発展させていく。
萩市役所、萩商工会議所、萩JC、萩市観光協会、萩シーマート、萩井上商店、萩観光ガイド協会、萩旅館組合、萩焼窯元、萩ガラス工房、萩の教育関係者(小学校から高校)などの萩で未来について語り合う機会を創りたい。


最初は小さく始まってもいいと思う。
核(コンセプト)がしっかりあれば、人は集まってくる。
信念を持って行動するリーダーが1人いれば、人は集まってくる。
「萩LOVE」ってコンセプトは、人をつなぐと思う。
リーダーは大平さんや僕でもいいし、大平さんや僕以外の誰でもいいと思う。
触媒になれればそれでいい。


萩を愛する皆さん、または山口県を愛する皆さん、ぜひ力を貸して下さい。
面白いことを、みんなでやりましょう!

2012年10月2日火曜日

茹で上がった商業教育の行方

今話題の「WorkShift」を読んだり、元Appleの松井さんの話から、「ゆでガエルのたとえ話」がとても気になる。
カエルを熱湯に放り込めば、熱くてすぐに飛び出すが、冷たい水に入れてゆっくり加熱していくとどうなるか?
カエルはお湯の熱さに慣れて、飛び出さない。しかし、最後には茹で上がり死んでしまう。

人は急激な変化には気がつくがゆっくりと変化して行くものにはその変化に気がつかない。
そして変化に気がついた時には、もうお終い、というお話。

日本における高校の商業教育は、まさにそういう状態です。ゆでガエル状態。

この社会の変化に対応ぜずに茹で上がっている状態を変えるには、商業教育のベクトル変えて、教員カエル(替える)しかない、と思っている。

就職、進学を今の状態で対処療法的にパッチ当てながらやっててもダメ。
抜本的に変えないと。
普通高校の中に入っていき、キャリア教育と専門教育に特化するべき。
商業という教科の枠組みがまずもって古く時代にミスマッチ。
会計、情報、マーケティングの3教科に分かれ、そこから科目に分かれた方が良い。
一度解体して、再構築しないといけない。

教員の採用に当たっては、会計なら日商2級取得者以上が採用の最低要件。情報なら基本情報技術者以上、マーケティングなら販売士検定くらいの専門性を求めていいんじゃないだろうか。
もちろん専門性は上記以外にも、もっと細かく見ていくことも必要だろう。

商業教育を守ることが大事なのではなくて、これから社会を長く生きる子どもたちがどういう知識や考え方を持って高校を卒業出来るかが大事。

商業高校がなくなっても、それは自然なこと。
商業教育やビジネス教育というネーミング、ミーニングよりも、コンテンツを考えないと。未来を見据えて具体的に。
そういう時期はとっくに来ている。
気がつかないのは年寄りのゆでガエルだけではない。
僕らの思考停止が一番の問題。

2012年7月16日月曜日

未来を想定しない・できない学校教育を変える

僕は日本の高校で教員をしている。
現場の教員である。
現場というのは、生徒がいて、生徒の実情に応じて、教育が施される。
生徒は当然一人ひとりが違うので、その生徒に応じた教育を施すのが最も良い。
発達段階や課題が一人ひとり違うので、それに応じた対応をする必要がある。
多くの教員は、そういったことを念頭に置きながら自分の目の前にいる生徒をより良くしたいと思い、考えて、実践している。

良い教員というのは、よく観察している。
生徒の表情、仕草、目の動き、話し方、行動を。
観て、気になることがあれば、声をかける。
生徒と話をすることで、何が今必要なのかが分かることが多い。
話をすると当然時間がかかるのだが、それが一番の仕事だと思う。
昼休みも放課後も個人面談をしていることが多くある。

しかし、現場には、事務仕事もまたものすごく多い。
授業や成績処理などの生徒に近い事務仕事だけでなく、県や国からの報告書やアンケートや調査などが多くあり、検定や教材費の経理などもこなさなくてはいけない。
これはどんどん増えていっている。
生産性を上げて対応するしかないのだが、塵も積もれば山となることが多い。

高校の教員の仕事は大きく分けて4つある。
まず第一は、授業。
これは何よりも優先される仕事である(はず)
生徒の教科・科目に対する興味関心をどうすれば高められるか、どう工夫・改善すれば伝わるのかを考えている教員は多い。
40人では多いのでそれを半数やそれ以下にして行う少人数授業や、40人を2人で見るチームティーチングなどももうずいぶん前(20年以上前)から行われている。
次に、クラス運営。
担任を持っていなくても、そのクラスに副担任や学年主任や科長(特に専門高校)として関わることが多い。
その次に部活の仕事。
運動部は、土日も休まない部活が今でも多い。
文化部でも休まずに練習をする部活も当然ある。
そして最後に分掌の仕事。
これは表に出ないので見えにくいのだが、教務(成績関係の処理等)総務(PTAや広報等)生徒指導部(喫煙等の問題行動に対応する部)進路指導部(生徒の進路に関する部)などその他にも多くの仕事がある。

これらの仕事は、すべて次世代を担う生徒の将来のためにあるはずである。
しかし、残念なことに現場では目の前のことに精一杯で日本の未来などを考える余裕はない。
そもそも教員は、そんなことは考えなくてよくて文部科学省の学習指導要領や通達に従って学習指導や生徒指導していればよい、と考える人も多い。
現在の日本企業・日本社会が必要としている人材を養成しているのが、現在の日本の教育機関である。

だが、しかし、本当にそれでいいのだろうか?
いまの日本社会は、これから先もこのままだろうか?
少子高齢化が進み、国のあらゆる保障制度が崩壊している中、2・30年後の未来にいまの日本社会が維持されているとは到底思えない。
いま18歳の子どもたちが38歳、48歳になった時に、自分たちが受けた教育はいま役に立っていると思える教育が今出来ているだろうか?

僕はいま日本の未来に関する書籍や情報を得ようとしているのだが、どれも一部のエリートが生きる社会だけの情報しかない。

いわく
英語と中国語ともうひとつアジアの言語を覚える。
ITスキルをあげる。
ディベート力や対話力をつける。
世界的な教養を身につける。
公認会計士や税理士、医師、弁護士などの資格で勝負できる資格を身につける。
などなど。

エリートは人口の数パーセントしかいない。
ほとんどの人は、上記のようなスキルは自力では身に付かないと思う。
2・30年度は環境が変わっているので、必要に迫られて語学については向上しているとは思う。上司が中国人やインド人や欧米人や韓国人や東南アジアの国の人ということが多くなるだろうし、取引先の割合も国外が多くなるからだ。

しかし、それでも、エリート以外のその他大勢の人の生き方が見えてこない。
非正規労働者が増え、将来設計ができない人が増え、そもそも将来設計なんてできるってことが終身雇用や年功序列というすでに崩壊しつつあるシステムが前提なので、そんなものは本来できない。
それなのにキャリアプランやキャリアデザインなんて耳障りの良い言葉は蔓延っていく。

あらっ、愚痴っっぽいことばかりになってきた。
いかん、違うんだ。
このブログは、前向きのはずなんだ。
未来は、明るい!と言いたいのだ。

思考を変えなくてはいけない。
「安定」ということを勘違いしているからこうなるのだ。
社会に出たら、基本誰も自分を守ってくれない。
「安定」したければ、国や企業に頼らずに実力で仕事ができるようにならないといけない。

自分の武器になるものは何か?

厳しい時代だからこそ自分たちがレベルアップできるチャンスもいっぱいあるわけだ。
未来が分からないから未来を思考できる楽しみもあるわけだ。
いろいろ考えて挑戦してみたら面白い。
それを生徒に伝えていきたい。
言葉だけではなくて、自分自身で行動として示しながら。

未来は完全には予想できないが、ある程度推測ができてそれに備えることは出来ると思う。
まだ全然何もわかっちゃいないけど、勉強し学び、考え続け行動していくのでよい情報や考えるヒントがあったら教えて下さい。
よろしくお願いします。